【サイエンス】福泊海岸で海辺の植生調査を行いました ~自然科学サークル~ 

中間考査も終わり、晴天に恵まれた先週の日曜日、自然科学サークルの有志メンバー7名は姫路市南東部にある福泊海岸の植生調査に行ってきました。

この植生調査は兵庫県高等学校生物部会西播磨支部の研修会として、2005年から定期的に行われています。

今回、この情報を聞いた顧問が自然科学サークルのメンバーに声を掛けて、初めて参加することになりました。

 

植生調査とは?

 

植生調査と言っても、一般的にはなじみのない言葉かもしれませんので、簡単に説明します。

植生調査とは、その地域に生えている植物の種類や繁殖の様子を測定し、陸上の生態系の調査や分析を行うことです。

今回の調査に用いられる方法はトランセクト法といい、地面にメジャーを使って1m四方の境界線を引き、その範囲内の植物の種類と数を測定するという方法です。

 

 

海岸地域の原生種

 

この調査の目的は、地域の原生種である6種類の植物の繁殖状況を確認することがメインテーマです。

ちなみにその6種類の植物とは

①ハマヒルガオ

②コウボウシバ

③コウボウムギ

④ハマゴウ

⑤ハマボウフウ

⑥コマツヨイグサ

の6種類です。

知っている植物はありますか?

     

 

実は調査って楽しい

 

言葉で説明すると、とても堅苦しい調査のように思うかもしれませんが、実際はそんなことありません。

とにかく、晴天の日に自然や生物が好きな仲間たちで、海岸を歩きながら植物の種類や数を確認するというシンプルな活動なのです。

一緒に参加されていた他校の先生たちにも、色々と教えてもらいながら、今まであまり知らなかった海岸の植物について知ることができました。

学校を離れて、好きな自然の中での調査活動をしている様子は大人であっても、少年のような表情だったようです。

   

 

楽しいだけでは終わらない

 

朝の10時からお昼の3時まで続いた調査活動のお蔭で、生徒たちは結構日焼けをしてしまいました。

それでも、今回の調査に参加したことは、サークルメンバーの知的好奇心に火をつけたようで、早速来年も参加したいと言う声がみんなから聞かれました。

楽しい調査ではありましたが、楽しいだけの調査で終わらないのが、自然科学サークルのモットーなので、調査結果はしっかりと記録を残し、どこかの機会で皆様に発表したいと考えています。