「第31回兵庫県高等学校将棋竜王戦」出場 棋士たちの熱い戦いを紹介します 

最近は空前の将棋ブームだと言われています。

そのブームの火付け役となった、現在高校1年生の最年少プロ棋士である藤井聡太七段の大活躍は将棋ファンでなくとも、誰もが知っていることでしょう。

また、2月には羽生善治竜王が棋士として初の国民栄誉賞を受賞したこともよく知られています。

そんなこんなで将棋の魅力が改めてクローズアップされていることもあり、本校にも将棋愛好家は大勢います。

その将棋愛好家たちは、休日の自由時間を利用して将棋サークルを開催し、対局を楽しんでいます。

 

棋士たちの甲子園 高校竜王戦

 

8月には様々な部活動が各地で全国大会を行いますが、将棋の場合は「全国高等学校将棋竜王戦」として、福岡市内で開催されます。

いわゆる棋士たちの甲子園といったところでしょう。

そして、先日のその兵庫県地区予選となる「第31回兵庫県高等学校将棋竜王戦」が神戸市内で開催され、自由ヶ丘将棋サークルより有志メンバー5名が出場しました。

 

全員が勝利をつかむ

 

本校から出場した5名の内訳は2年生が2名、1年生が3名です。

いずれも将棋経験はそれほど長くはありませんが、何といっても将棋が大好きで今回は他校の生徒との対局を楽しみにして、軽い気持ちで参加したのが本音です。

予選では参加者はそれぞれ異なる相手との四局を行い、その結果によって決勝トーナメントに出場する選手が決まります。

本校からの5名は、3勝が1名、2勝が2名、1勝が2名という結果で、全員が勝利をつかむことができたのです。

 

やっぱり勝ちたい

 

最初は軽い気持ちで対局を楽しむことを目的に出場したメンバーたちですが、他校の選手との緊張感のある対局を経験し、勝つことのうれしさと負けたことの悔しさの両方を経験しました。

今回4局のうち3局に勝利し、あと一歩で決勝トーナメント出場を逃したサークル代表の後藤君は、悔しさをあらわにして、来年の出場とリベンジを胸に誓っていました。

 

最後はプロ棋士からの指導対局

 

午後からの決勝トーナメント出場を逃した出場者たちは、プロの棋士からの指導対局を受け、自分の戦術についての助言や指導をいただいて、学ぶ点も多かったようです。

何よりも、プロからほめてもらうということが大きな刺激になったようですね。

軽い気持ちで参加した今大会ですが、棋士としてのプライドや向上心に火が付く良いきっかけになったみたいです。

今の気持ちを忘れずに、来年は更なる飛躍と結果を期待しています。

 

 

【全国高等学校将棋竜王戦】 webサイト
https://www.shogi.or.jp/tournament/highschool_ryuo/