陶芸の本場で本物にふれる 有田焼をめぐる研修旅行に行ってきました 

 

少し前のことになりますが、冬休み期間の12月下旬に、陶芸部部長の2年生菅君と顧問の2名が、陶芸の本場である佐賀県有田町を訪れ、有田焼を学ぶ研修旅行に行ってきました。

 

 

日本の磁器発祥の地

 

有田町は17世紀初頭に日本で最初に磁器が焼かれた産地として知られ、それから400年間、地域に根付いた伝統工芸品としての有田焼は日本を代表する陶芸作品として、世界中で高い評価を得ています。

ちなみに、陶器と磁器の違いについて、ご存知でしょうか?

陶器とは粘土を材料とした焼き物で、磁器は陶石を粉砕した石粉を材料とした焼き物という違いがあり、陶器よりも磁器の方が透明度が高く、薄手で軽い作品ができるという特徴があります。

 

   

 

うつわの町 有田町

 

有田町では町全体で焼き物づくりを継承しており、現在も100軒以上の窯元が町内に点在しており、それぞれが観光スポットとして全国の陶芸ファンの聖地として、大勢の人でにぎわっています。

窯元によって、それぞれが特色の違う作風でつくられた作品が展示しており、すべてが本物のオーラをまとっているので、すごい迫力に圧倒されてしまいます。

 

  

 

 

本場で絵付け体験

 

2日間の道中ですが、たくさんの窯元にお邪魔させていただきました。

有田焼はすべての作業が分業で行われており、それぞれのプロの職人さんの手仕事の技を近くで見せてもらうことができ、中でも幸楽窯では下絵付け、チャイナ・オン・ザ・パークでは色絵付けの体験をさせていただくことができました。

 

     

 

 

素晴らしい出会いもありました

 

訪れる先では色々な人との素晴らしい出会いもありました。

特にしん窯では、前日に別のマーケットで手に入れた焼き物が偶然にもしん窯の社長さんの初窯作品だったという奇跡的なご縁があり、有田焼についてじっくりとお話を伺うことができました。

また、持参していた作品を見ていただいて、評価やアドバイスをいただくなど、絶対に現地でしかできない貴重な経験をさせていただきました。

 

 

 

刺激いっぱいの2日間

 

今回の研修旅行は日程の都合もあり、少人数での参加となりましたが、本当に有意義な2日間でした。

やっぱり本物にふれるということは創作活動において、大切な刺激になることを改めて感じる良い機会でもありました。

陶芸部では、今回の刺激が冷めないうちに早速次の作品作りに取り掛かっています。

出来上がった作品は、学校行事の際に展示させていただきますので、楽しみにしていてください。

 

   

 

 

幸楽窯HP

https://kouraku.jp.net/#experience

チャイナ・オン・ザ・パークHP

https://www.fukagawa-seiji.co.jp/cotp/

しん窯HP

https://www.arita.jp/experience/post_3.html