今回も10月20日(土)に開催しました「第4回自由ヶ丘フェスティバル」の様子を紹介させていただきます。 今回は最終回として、華やかなステージを陰で支える裏方で活躍してくれた実行委員たちの奮闘の様子を、写真ギャラリーとして紹介させていただきます。                                     生徒がつくる学校行事   自由ヶ丘の文化行事のコンセプトは「生徒がつくる学校行事」です。 最初から上手くできるわけではありませんが、とにかくやってみないと始まりません。 不安や緊張を感じながらも、やってみることでしか得られない達成感や充実感を覚えると、それが自信に変わっていきます。 今回の「第4回自由ヶ丘フェスティバル」でも多くの生徒たちが、かけがえのない経験をし、かえがえのない自信を身に付けました。 この自由ヶ丘がつないできた良き伝統を、生徒たちのSmile~笑顔~と共に、これからも大切にしていきたいと思います。     ...

  今回も10月20日(土)に開催しました「第4回自由ヶ丘フェスティバル」の様子を紹介させていただきます。 中篇としての今回は、部活動や有志サークル活動のプレゼンや展示発表を中心に紹介したいと思います。   コンピュータサイエンス部   時代の先端を走るICT教育を実践している自由ヶ丘の中でも、特に専門的な取組みを行っている理系男子たちの活動報告です。 普通の高校ではなかなか見られない3Dスキャナーや3Dプリンターを活用しながら、それぞれがテーマを持って日々活動しています。       ESSサークル   ESSとはEnglish Speaking Societyの略で、日本語で言うと英会話研究会という意味です。 英会話を通じての外国人とのコミュニケーション力を高めるために、コンクールに参加したりしています。       ビブリオサークル   図書委員長を中心として、月に一度読書好きの有志メンバーが集まって、自分の好きな本の紹介バトルをしながら、プレゼン力の向上に努めています。       国際交流サークル   以前にこのページでも紹介しました8月のタイへの海外研修旅行の報告を行いました。 現地に行ったことで知ることができたタイについての情報を、お客様参加型のクイズ形式で紹介し、タイの魅力を広く伝えてくれました。         自由ヶ丘ミュージアム   美術陶芸部や書道部の作品を中心に、様々なアート作品を展示して、ロビー全体を自由ヶ丘ミュージアムに彩りました。                  続きは次回へ   こうして紹介させていただいている様子は、当日お越しいただいた方は記憶に新しいことだと思います。 ただ、こういった華々しい舞台には、それを後方から支える裏方役がいるからこそなのです。 なので、次回は自由ヶ丘フェスティバルを裏方で支えてくれた生徒たちの活躍の様子を紹介させていただきますので、是非とも次回もこのページにアクセスして下さいね。        ...

  この時期らしい素晴らしい秋晴れにめぐまれた10月20日(土)、自由ヶ丘の年間最大行事である「第4回自由ヶ丘フェスティバル」を盛大に開催しました。 前回は、写真を通して当日の様子を簡単に紹介しましたが、今回から3回に渡って、より詳細な情報を紹介しようと思います。 第1回目の今回は、ステージ上のパフォーマンスを中心にお届けします。   テーマはSmile ~笑顔~   今回のテーマはSmile~笑顔~なのですが、当日会場まで来て下さった皆様を笑顔にするためには、ステージに立つ生徒たちが笑顔で楽しみながら、頑張ってパフォーマンスする様子を見ていただくことが大切ですよね。 ということで、緊張しながらも笑顔あふれるステージの様子を順番に紹介していきます。       トップバッターは吹奏楽部   ステージの幕開けは、吹奏楽部からスタートです。 今回演奏する曲目は「スプリングフィールド」、「アイネクライネ by米津玄師」、「糸 by中島みゆき」、「Paradise has no border」の4曲です。 これらの曲は、老若男女問わず多くの方々の耳馴染みのある曲なので、会場の雰囲気はいきなり盛り上がりましたよ。           グリークラブの4重奏   グリークラブは「ここから始まる」という曲で、男子校ならではの4重奏を聴かせてくれました。 トップ、セカンド、バリトン、ベースの4つのパートに分かれての心でうたうハーモニーは来場者の皆様の心に響いたと思います。           重低音が響き渡る   毎回、会場全体に響きわたる重低音で来場者の皆様を魅了する和太鼓部は「天狗風」「隼」の2曲を披露しました。 3年生の部員は今回が最後のステージとなるので、いつもに増して力強い演奏でした。            有志演劇で大盛り上がり   自由ヶ丘フェスの恒例とも言える演劇部と有志生徒のコラボレーションは今年も健在です。 若きアクターたちの演技力と発想力に会場は大いに盛り上がりました。             自由ヶ丘名物の寮対抗合唱   自由ヶ丘の文化行事には欠かせないのが、寮対抗合唱です。 3チームに分かれての対抗戦形式ですが、それぞれの曲目は「明日はきっといい日になる by高橋優」、「デイドリームビリーバー byタイマーズ」、「手紙~拝啓十五の君へ byアンジェラ・アキ」という誰もが知っているJ-POPなので、会場の皆様も一緒に歌ってくれました。           やっぱり最後は全校合唱   最後を締めくくるのは、やっぱり全校合唱ですね。 今回の曲は「変わらないもの」という曲です。 歌詞に綴られた感謝の気持ちを込めて、全員で歌い上げました。 歌詞を見ながら、涙を浮かべている保護者の方もおられ、感動のフィナーレを迎えることができました。           次回もお楽しみに   まだまだ紹介し足りないことがたくさんあるのですが、今回はここまでとしておきます。 続きは次回にしっかりと紹介しますので、お楽しみにお待ちくださいね。      ...

  「自由ヶ丘フェスティバル」はさわやかな晴天に恵まれて、本日盛大に開催いたしました。 大勢の皆様にご来場をいただきまして、誠にありがとうございました。 先ほど、終了したばかりなので、細かいレポートは後日にさせていただきますが、本日会場までお越しいただいた保護者様や、残念ながら来れなかった保護者様に向けて、生徒たちが企画・立案・準備・運営までのすべてに関わった「自由ヶ丘フェスティバル」の素晴らしい一日の様子を速報として紹介します。 「自由ヶ丘フェスティバル」は終了しましたが、緊張とプレッシャーを乗り越えて、頑張った子どもたちはきっと高揚感でいっぱいですので、どうぞ遠慮なくほめてやって下さい。 次の帰校日は10月25日(木)なので、それまでは家庭でゆっくりと過ごすことになると思いますが、今日の様子の写真ギャラリーを見ながら、話に花が咲くことを願っています。               ...

  自由ヶ丘高校の年間最大行事「第4回自由ヶ丘フェスティバル」が10月20日(土)姫路市北部市民センターにて開催します。 本番に向けての残り2日間となった本日と明日は、実際の会場に場所を移してのステージ練習やリハーサル、機材のセッティングや設営など、当日に向けての準備にボルテージが上がっています。 詳細については、当日のお楽しみにとっておきたいので、今回は熱気あふれる準備・リハーサルの様子を写真ギャラリーとして、紹介したいと思います。                     10月20日は自由ヶ丘フェスティバル   しつこいようで申し訳ありませんが、10月20日(土)は自由ヶ丘フェスティバルです。 このニュース記事を見ていただいている皆様なら、誰でも大歓迎です。 是非とも会場受付でホームページのブログを見たと伝えて下さい。 それでは、姫路市北部市民センターで皆様のお越しをお待ちしています。    ...

  このニュース記事で何度も紹介しているように、来る10月20日(土)13時より、姫路市北部市民センターにおいて、本校の年間最大行事である「第4回自由ヶ丘フェスティバル」を開催いたします。 「生徒がつくる学校行事」というスローガンの下、生徒主体の実行委員会のメンバーが、企画・立案から当日の運営に至るまでの計画を着々と進めています。 そこで、本日は実行委員長である2年生の橋本昇季君にインタビューをさせてもらい、今年の「自由ヶ丘フェスティバル」の見どころについて、聞かせてもらいました。   実行委員長からのご挨拶   皆さんこんにちわ。今回の「自由ヶ丘フェスティバル」の実行委員長をつとめさせていただく橋本昇季です。このような大役が自分にできるのかという不安もありますが、今しかできない貴重な経験を大勢の実行委員の仲間たちと一緒に楽しみながら進めています。今回のテーマは ~smile~ なので、裏方である僕たち実行委員から笑顔を大切にして、当日の主役となるステージに上がるみんなにも笑顔で楽しんでもらいたいと思っています。そして、来ていただいたお客様にも笑顔になってもらえるような一日にしたいと思っています。       広報委員長がインタビュー   ここからは広報委員長である2年生の岡村拓未君にインタビューしてもらいました。 Q.実行委員の雰囲気はどうですか? A.2年生が中心となって、40名近くの実行委員がいるのですが、クラスや寮が違うメンバーとも一つの目標を目指して、すごくまとまっています。   Q.実行委員長として気を付けていることは? A.準備が進むにつれて、大変なことがいっぱい出てくるのですが、実行委員長の僕が「しんどい」という言葉を口にしないようにしています。言葉の影響力を考えて、ネガティブよりもポジティブな言葉でみんなを盛り上げていきたいと心掛けています。   Q.当日の見どころを教えてください。 A.ステージでパフォーマンスをする団体や作品を展示をする団体など、色々な団体の成果を見てほしいのですが、自由ヶ丘と言えばやっぱり合唱が自慢です。寮対抗合唱や全校合唱がありますが、1年生から3年生までの全員で歌う機会はもうあまりないので、一生の思い出に残る合唱を披露したいと思います。   Q.最後に意気込みを聞かせて下さい。 A.「自由ヶ丘フェスティバル」は自由ヶ丘の生徒だけでなく、自由ヶ丘に関わる人たちみんなの行事だと思っています。当日は、集まっていただいた人たちみんなを笑顔にすることを目標に頑張っているので、大勢の方々のご来場を楽しみにしています。          生徒会からのお願い   実は実行委員長の橋本君は、生徒会長でもあるのです。 生徒会では、7月の西日本豪雨災害や9月の北海道胆振東部地震等で大きな被害を受けた地域に向けて、少しでも応援する気持ちを届けようと、「自由ヶ丘フェスティバル」の当日に会場入口付近で募金活動を行う予定でいます。 当日会場に来ていただく方には、少しでもご協力をお願いしたいと思っていますので、よろしくお願いします。       開催まであと1週間   開催まであと1週間となりましたが、委員長の橋本君だけでなく、2年生を中心とした実行委員の生徒たちは、準備や打合せに忙しい日々を送っています。 もちろん、当日のステージ上でパフォーマンスやプレゼンを披露する団体のメンバーたちも、限られた時間の中での練習や準備に燃えています。 当日は、保護者の皆様はもちろんですが、本校に関心のある中学生の皆さんなど、とにかくどなたでも大歓迎です。 10月20日(土)にご予定の空いている方は、是非ともご家族そろって「自由ヶ丘フェスティバル」に来場いただき、芸術の秋を一緒にエンジョイしませんか?   ※姫路市北部市民センターHP https://himeji-hokubu.net/...

  自由ヶ丘には美術陶芸部があり、校内には陶芸専用の設備が充実していることは6月のニュースで紹介しましたが、年に一度の自由ヶ丘フェスティバルに向けて、着々と作品づくりを進めてきました。 自由ヶ丘フェスティバルを4週間後に控えた9月下旬に、部員たちが思いを込めて作ってきた陶芸作品を本格的な焼窯にて窯焼きを行いました。       30時間の窯焼き   校内にある電気窯や灯油窯では約12時間くらいかけて焼成するのですが、今回は地元の陶芸愛好家の方が所有されている本格的な焼窯を使わせていただきました。 焼窯での窯焼きは、窯の中の温度が1220℃になるまで薪をくべ続けることが必要なので、要する時間は30時間もかかるのです。 普段は授業の関係もあり、30時間の窯焼きをする時間はとれませんが、この日は月に一度の帰省日で学校は休みなので、部員たちは年に一度の恒例行事としての窯焼きを行うことを楽しみにしていたのです。       忘れられない体験   大切な作品をつくるためとは言え、そこには大変な作業が伴います。 30時間もの長い時間、窯の火を燃やし続けるためには、燃料となる薪の量も相当必要になります。 なので、部員たちは交代で薪をくべながら火の番をしたり、薪を割ったりと、とにかく大変な作業です。 そして、窯の中の温度が1220℃に達した30時間後、やっと薪をくべる作業が終わりました。 その後は自然消火を待ち、作品たちはそのまま10日間、窯の中に入れておきます。 10日後、やっと作品たちの窯出しを行い、完成品としての作品を手に取ることができるのです。          良い作品に仕上がりました   これだけの時間と労力をかけて作り上げた作品なので、部員たち一人一人の熱い期待に応えるように、それぞれが素晴らしい仕上がりで完成しました。 作品は大型の花瓶や壺から小型のお皿や湯呑など、バラエティに富んでいますが、どれも窯焼き特有の還元焼成の効果で電気窯では出せない独特の渋みのある風合いをまとっています。 毎年、ご厚意で窯焼きをさせていただいている所有者の方も、今年も良い作品ができて良かったと一緒になって喜んで下さいました。 年に一度の部員たちの窯焼きを楽しみにしてくれているという言葉に部員たちも感謝の気持ちでいっぱいです。          自由ヶ丘フェスで展示します   今回、苦労の末に完成した作品たちは、10月20日の自由ヶ丘フェスティバルで展示させていただきます。 作品だけを見てもわかりませんが、部員たちの努力と地域の方の協力のお蔭で完成した自慢の作品たちなので、当日お時間のある方は是非とも自由ヶ丘フェスティバルにご来場ください。 保護者の方のみならず、このニュースを見ていただいている方であれば、どなたでも大歓迎でお待ちしています。     ...

   10月になり本格的に秋が深まってきました。 秋というと、芸術の秋や体育の秋、また食欲の秋など、とにかく日本の秋は色々なことが楽しめるすばらしい季節ですよね。 そんな秋には読書を楽しみたいという人もたくさんいると思いますが、自由ヶ丘では、読書好きの有志メンバーが集まって、定期的にビブリオバトルを行っています。       ビブリオバトルを知ってますか?   ビブリオバトルとは簡単に言うと、本の紹介合戦です。 参加者たちは、それぞれが自分のお気に入りの本を読んだ感想を紹介し合い、それらを聞いたすべての参加者が自分が一番読みたいと思った本に投票するのです。 ビブリオバトルの歴史はまだ浅く、10年くらい前に京都大学の研究室で行われたのがきっかけで、読書普及運動とともに全国的に広がっていったのが始まりのようです。         自由ヶ丘は読書天国   本校には校内の図書室だけでなく、それぞれの寮の中にもミニライブラリーがあります。 各クラスの図書委員はもちろんのこと、寮の中にも図書委員がおり、定期的に生徒たちの希望を参考にして、人気図書を中心に購入しています。 また、学校全体で年間1万ページ読書運動を推進しているので、中学生時代には本を読む機会が少なかった生徒が、本校入学後に読書の魅力にはまっていくこともよくある話です。         人を通して本を知る、本を通して人を知る」   読書好きの生徒たちが、自分が面白いと思う本を仲間に勧めることはよくあると思いますが、それを単なる紹介で終わらせずに、プレゼン形式で行う書評合戦としてビブリオバトルを行うようになりました。 ビブリオバトルは定期的に開催しており、月に一度は土曜日の午後に校内の図書室で行っています。 今回は、有志メンバー5名の参加でしたが、参加者はその日によって様々で、本校生徒であれば、誰でも参加は大歓迎です。            自由ヶ丘フェスティバルでもプレゼンします   自分が面白いと思う本を紹介するのは、簡単と思うかもしれませんが、自分が感じる面白さを他人に伝えるというのは案外難しいものです。 伝えたいことを伝えるためのコツは、以前のプレゼン講習会で教わったばかりなので、10月20日(土)の自由ヶ丘フェスティバルでは、プレゼン形式でビブリオ活動を発表します。 有志メンバーは、他にも色々な活動を掛け持ちしているので、当日まで大忙しですが、年間最大行事での発表を楽しみにしています。   ...

  9月の休日の夜、国際交流サークルの活動の一環で、寮に2名の外国人が訪ねて来てくれました。 1人はカナダ人の男性と、もう1人はフランス人の女性です。 きっかけは、国際交流サークルの顧問の個人的なつながりからですが、定期的に外国人のお客様を迎え、ネイティブの英語の学習も兼ねて、異文化交流を行っています。       世界を肌で感じる   今回お会いした2人の外国人は国籍は違いますが、共通しているのは世界中を旅して、世界の広さを肌で感じているということです。 故郷である自国を離れて、すでに半年ほど経っているらしいのですが、この後もハワイやオーストラリアに行く予定を立てています。 私たちが休日の余暇を楽しむために行く観光旅行とはかなり違うようで、訪れる各国で今回のように地元の人たちと積極的に交流し、異国の文化を吸収することを楽しみにしているようです。 普段は出会うことのない、そんな2人の話にサークルメンバーもまさにカルチャーショックを受けながら、どんどん距離は縮まっていきました。         英会話も教わりました   話をしていく中で、カナダ人男性のニールさんは英語の教師であることを知りました。 そして、せっかくの機会だからと英会話の授業の形式で、学校の授業では習わない英語の色々な表現について教わりました。 まさにアクティブラーニングといった雰囲気ですね。       世界を知って、日本を知る   国際交流サークルのメンバーたちは、外国や異文化に興味のある生徒たちばかりです。 本当の意味で世界を知るには、現地に行くことが一番ですよね。 しかし、高校生である今は、なかなか外国旅行に行くこともできないので、逆に日本を訪れる外国人と交流することで、世界を感じることを楽しんでいます。 外国から見た日本の印象は、規律正しく、ルールを守るなど、教育レベルが高いと言われますが、今回の2人も同じように感じているとのことでした。 また、サブカルチャ―と呼ばれる日本のアニメやマンガのクオリティの高さは世界中で注目を浴びており、ニールさんも日本でも人気の「ワンピース」が大好きだと聞き、なぜかとてもうれしく感じました。 柔軟な若い感性を持っている高校生のうちに、外国人と交流することは学ぶというよりも、感じることがたくさんあるのだと思います。 将来、世界を舞台に活躍することを目指す生徒たちにとって、今日の経験は若き日の大切な思い出として、心に刻まれていくのだと思います。     ...

    少し前になりますが、9月17日(月祝)に自然科学サークルの有志メンバー8名が、休日の校外活動の一環として、自由ヶ丘の近くを流れる菅生川にて、全国水生生物調査を行いました。       全国水生生物調査とは?   全国水生生物調査とは、環境省が年に1回実施している、河川に生息する生物の種類や数の調査で、それを基に河川の水質を総合的に評価する指標としているのです。 この調査では指標となる生物が29種類に指定されており、川の中にこれらの生物が生息している種類と数から、川の水の汚れの程度をはかります。 それによって、その川の水質階級がⅠからⅣ階級までに区別されることとなるのです。       さあ調査をはじめよう   言葉で説明すると、少し堅苦しく思うかもしれませんが、調査の目的はともかく、調査自体は楽しくやらなければ意味がありません。 調査の方法はとても簡単です。 まず、調査をする川の下流側に網をおきながら、底の石を静かに取り上げて、バケツの中にいれます。 さらにシャベルで川底をかきまぜて、流れてくる生物を網で受けるという感じです。 そして、つかまえた生物を種類ごとに分類分けしながら、記録用紙に書き込みます。          菅生川の水質は・・・   つかまえた生物は、アメンボやサワガニ、メダカや川エビなどでした。 この中で、水質環境を分類する上で代表的な生物がいます。 それは、サワガニです。 サワガニは、川遊びなどをする時によく見かける生物なので、珍しい生物ではありませんが、実はきれいな水質の川にしか生息しないのです。 逆に、今回の調査では見つかりませんでしたが、きれいな川にしか生息しない印象のゲンジボタルなどはきれいな川だけでなく、家庭排水が流れる田園地帯の里川まで広く生息しているらしいのです。 よって、菅生川の水質は最上級の階級Ⅰと分類され、地域の自然がきれいに保たれていることに、メンバーはとても喜んでいたのが印象的でした。         もっと自然を科学するぞ   今回の調査は比較的短時間で、学校からも近い場所で行いましたので、ちょっとした遠足のような感じで気楽に行うことができました。 自由ヶ丘のある姫路市は山や海や川、自然がいっぱいの素晴らしい町です。 自然の中には、色々な生物が生きており、自然科学サークルのメンバーの好奇心も尽きることはありません。 これからも、色々な場所に出かけて行って、自然を科学しながら、新たな学びを探求していきたいと思います。   【リンク】 全国水生生物調査のページ  ...