自由ヶ丘では学校全体で文化芸術活動を推進していることもあり、文化芸術系の部活動がさかんなイメージが強いと思いますが、今年の1年生は卓球男子が多く、例年以上に卓球部が盛り上がっています。 ということで、今回は10月の兵庫県新人卓球大会西播予選に向けて練習のボルテージを上げている卓球部の活動を紹介したいと思います。       今、卓球が熱い   少し前までは、卓球というと地味なスポーツの代表のようなイメージでとらわれていましたが、2年前のリオオリンピックでの日本代表選手の大活躍により、日本でも人気が沸騰しているというニュースを聞いたことがあるかと思います。 また、10月からはTリーグがスタートし、将来は日本国内でもプロ化を目指そうという動きが始まっています。 それに負けじと自由ヶ丘にも近年にない卓球人気の波が押し寄せて、正直なところ少し驚いています。       卓球部を引っ張る2年生たち   そんな大所帯の卓球部を引っ張るのは、2年生のキャプテン樫原君と副キャプテンの今村君です。 そんな2人にインタビューしてみました。   Q.どんな卓球部にしていきたいですか? A.卓球は個人競技なので、どうしても個人の技量で勝敗が決まることが多いですが、その中でも練習を通して、チーム全体で強くなりたいと考えています。   Q.チームを引っ張る上で、心掛けていることは何ですか? A.1年生には中学校時代からの経験者もいれば、初心者もいます。それぞれに見合ったアドバイスやコーチングを通して、全体のレベルの底上げをすることを心掛けています。   Q.新人大会の目標は? A.勝負ごとなので、勝つこともあれば負けることもあります。勝つ経験も負ける経験も今後の成長の材料にできるよう、悔いのない戦いをしたいです。   Q.卓球の魅力は? A.相手との近い距離の戦いの中で、かけひきがとても面白いです。練習をすればするほど、自分のレベルが上がっていくのを実感できるのも、大きなやりがいですね。          チームワークはどこにも負けない   自由ヶ丘は全寮制高校なので、部員たちは全員が一緒に寮生活をしています。 先輩と後輩の関係は、一般的な体育系の上下関係とは少し違って、仲間意識がとても強いのが自慢です。 10月の新人大会では、その自慢の仲間意識でチーム全体を盛り上げて、素晴らしい結果を勝ち取りたいと思います。        ※兵庫県高体連卓球専門部 西播支部HPリンク http://www.eonet.ne.jp/~aki-akane/...

自由ヶ丘では10月20日に年間最大行事である自由ヶ丘フェスティバルを開催します。 生徒が作る学校行事がモットーの自由ヶ丘では、開催まで1ヶ月以上ある今から、着々と準備に取りかかっています。 中でも、当日の舞台上で日々の活動の成果を発表する予定の文化系のクラブやサークル等の団体では、お客様にしっかりと伝えるためのプレゼンテーション資料の作成や伝え方について、試行錯誤しながら検討しているところです。 そんな生徒たちに向けて、専門の先生より適切なアドバイスをお願いしようということで、先週の土曜日に岡山理科大学の森裕一先生をお招きして、プレゼン講習会を行いました。     正しく伝えるために   プレゼンテーションの基本は、とにかく正しく伝えることが大切です。 どんなに立派な活動成果をプレゼンしたとしても、聞き手であるお客様に正しく伝わらなければ、そのプレゼンは成功とは言えません。 正しく伝えるために大切なポイントを3つ教わりました。 ①直感を裏切らない。(先入観を意識する。潜在意識の存在を理解する。) ②わかりやすい表現をする。(グラフや図表で見せることを意識する。) ③正確に伝える。(印象を大切にする。具体的に示す。)          企画のポイント   プレゼンを実施するには、まずは綿密に企画を練ることから始まります。 大切なことは、言いたいことを絞ることや聞き手であるお客様の層を分析し、聞き手の立場で内容を構成することを心掛けるということです。 まさに、今回の講習会で森先生は、これを実践して生徒たちの目線に合った言葉や内容でプレゼンをしてくれました。          伝えたい気持ちを大切に   この他にも、スライドを作成する上での見せるための13の工夫など、様々な角度からのアドバイスをいただきました。 その中でも特に印象的だったのは、人に伝えたい気持ちを大切にしようということです。 人が人に何かを伝える上で、大切なことは何よりも気持ちであるという話は、とてもシンプルですが、生徒たちの心にも強く響いたようでした。            今日の成果は自由ヶ丘フェスティバルで   今日の講習会で生徒たちは、更にやる気と自信を深めることができました。 これまで自分たちが進めてきたことの良い点と悪い点を考える良い機会になったと思います。 今日教わったことを糧に、これからの1ヶ月間でより良いプレゼンを行うための準備を進めていきます。 10月20日の自由ヶ丘フェスティバルでは、昨年よりも更に進化した良いプレゼンを見せてくれると信じていますので、大勢のお客様のご来場を心よりお待ちしています。...

  今回も前回から引き続いて、夏休み期間を利用しての有志生徒参加のタイ研修旅行の様子を紹介したいと思います。 前回は、タイという国を知るための第一段階として、有名な観光地を訪れたことを紹介しましたが、今回はこの研修旅行のメインディッシュとなる現地の高校を訪問しての学校交流やスラム地区の教育事業を推進しているドゥアン・プラティープ財団訪問の様子を紹介したいと思います。     現地の高校生との交流   海外旅行の一番の醍醐味はやっぱり現地の人との交流ですよね。 ということで、現地のSarawittaya Schoolを訪問し、タイの高校生たちと学校交流をさせていただきました。 タイの高校では、英語以外の第二外国語としてフランス語・日本語・中国語・韓国語の中から一つを選択授業として履修しているらしく、中でも日本語と中国語が人気があると教えてくれました。 今回は、日本語授業を選択している3年生の生徒たちがバディとして、案内をしてくれました。 早速驚いたのは、みんなとても日本語が上手だということです。 英会話のできる引率の本校教員も、言語の中でも難しいとされている日本語を3年間の学習でここまで話せるようになるのかと感心していました。        体験授業も受けました   ここでは、せっかく日本からの訪問ということで、タイならではの体験授業を受けさせてもらいました。 まずは、タイダンスです。 日本で言う盆踊りのような、タイの伝統的な民族舞踊ですね。      次にムエタイです。 この学校では、タイダンスかムエタイのどちらか一つを授業として選択しているようで、校内に立派な設備が整っています。       次にタイ料理実習です。      いずれも、タイの文化を知る上で、とても貴重な経験をさせていただきました。   タイの高校生に聞いてみました   案内してくれた日本語が上手なタイの高校生に日本の魅力について聞いてみました。 まず最初に日本人は、とても礼儀正しく、ルールを守るという印象が強いということでした。 そして、日本語を学ぶきっかけは、アニメや文字の美しさ、またAKBグループのBNK48がタイで大人気であることなども教えてくれました。 また、とても印象的だったのは、みんながしっかりと将来の夢や目標を決めていることです。 これは、国全体の取組みで中学校卒業の段階で将来の夢や目標を決めるよう、促しているらしいのです。 こうした何気ない話の中にも、日本では得られない刺激を感じることができますね。       スラム地区にも訪問   タイの抱える大きな問題として、激しい貧富の差があります。 首都である大都市バンコクの中でも、華やかな都市部を離れるとスラム地区が広がります。 そういう中でスラム地区の救済のために、教育事業やコミュニティの開発を推進している非営利財団であるドゥアン・プラティープ財団と財団が運営する幼稚園を訪問し、お話を聞かせていただきました。 ここでは、日本しか知らない私たちでは想像できない過酷な生活の様子を目の当たりにして、生徒たちの多くは衝撃を受けたようです。      最高のホスピタリティ   今回のタイ研修旅行を通して、参加した生徒たちはそれぞれが何かを感じ、世界を知ることで日本を知るという点において、とても良い機会になったと思います。 そして、誰もが感じたのはタイ人のすばらしいホスピタリティです。 日本人には世界に誇るおもてなしの精神がありますが、それとは少し違う素晴らしいホスピタリティがタイにはあふれていたようです。 今回のタイ研修旅行で、生徒たちは多くのことを知り、グローバルな視点で物事を考えることの大切さを知りました。 この貴重な体験はしっかりとレポートとして記録し、10月20日の自由ヶ丘フェスティバルの舞台でプレゼンしたいと考えています。 興味のある方、お時間のある方は、是非とも自由ヶ丘フェスティバルにご来場くださいね。     ...

  このホームページのトップ画面で紹介しているように、自由ヶ丘では高校3年間の様々な経験を通して、広い世界で自由にはばたく力を生徒たちに身につけてほしいと考えています。 広い世界で自由にはばたくためには、感受性豊かな若い間に、世界の言語や文化に直接ふれることが大切ですよね。 そこで、夏休みの休暇期間を利用して、有志生徒たちが微笑みの国タイに海外研修旅行に行ってきましたので、2回に分けて紹介したいと思います。   事前学習が大切   今回のタイ研修旅行に参加した有志生徒の多くは、今回が初めての海外訪問ということもあり、日本との文化や国民性の違いをできる範囲で事前学習して行きました。 言語が違うのは当然ですが、国民の95%が仏教徒という信仰心の厚い国民性で、国内に寺院が約3万5千か所もあり、約30万人の僧侶がいるそうです。 タイでは僧侶になることはとても親孝行であるとされており、子供が僧侶になると親は天国に行けると考えられています。 国民は週に一度は参拝するなど、現代の日本では考えられない文化や習慣が根付いています。         世界遺産アユタヤ遺跡   タイには世界遺産が5か所ありますが、その中でも最も有名で世界中から多くの観光客が訪れるアユタヤ遺跡に行ってきました。 アユタヤ遺跡はタイの首都バンコクから北に約70kmの場所にあるアユタヤ県の遺跡群で、古代アユタヤ王朝時代の寺院や都市の一部が現存しており、タイの歴史をリアルに感じることができます。 日本でいうと京都のような歴史と由緒ある都市で、タイ観光の中心地とも言える場所です。      水上マーケット   タイではチャオプラヤー川の無数の支流や水路を使った水運が発達しており、昔から水上マーケットが盛んでした。 かつては、水辺に住む人々や地元民の生活の一部として利用されていましたが、現在は伝統文化保護と観光客誘致の目的もあり、タイの各地で大小いくつもの水上マーケットがあります。 水上マーケットでは、品物を乗せた商売船が水路を行き交い、岸にいる客やボートに乗った客に土産物や食材などを売っており、東南アジアの文化を肌で感じることができる、貴重な時間を過ごしました。       続きは次回に   前半は有名な観光地をめぐるツアーを紹介しましたが、この他にも象乗りや寝釈迦仏で有名なワットポー寺院なども訪れました。   これだけを見ると、単なる観光旅行のように思われてしまいますが、タイ研修旅行の一番の目的は、現地の高校を訪問しての生徒間交流です。 見るだけでなく、実際に現地の高校生たちと交流することで、学ぶことや感じることがたくさんありました。 その様子については、次回に詳しく紹介したいと思いますので、是非ともこのページにアクセスして下さいね。...

  兵庫県の北部にある山間部の自然豊かな町、養父市大屋町は木彫・木工、絵画・書道・陶芸・染織など、様々な分野で数多くの芸術家が活動しています。 そこで養父市では地域資源と芸術資源を新しいまちづくりに結びつける「おおやアート村構想」を町全体で進めています。     そして2012年、地域で廃校になった学校施設を活用することで「おおやアート村構想」の拠点としての、「おおやアート村BIG LABO」が誕生し、アートとくらしをつなぐ大きな実験室と称して、芸術家の育成や地域の芸術文化活動の振興を推進しています。       大宇宙★展に出展   「おおやアート村BIG LABO」では、2018年3月17日から8月31日まで企画展として「大宇宙★展」を開催しており、全国各地から宇宙をモチーフにした様々なアート作品を公募していました。 その噂を聞きつけた本校美術部 菅 君はじめ、有志部員がそれに応募し、作品は先日まで展示されていたのです。       作品に関しての条件はとにかく宇宙をモチーフにしていること、それだけです。 なので、出展されている作品はそれぞれの作者が思い描く宇宙をイメージして製作されており、作品ごとの独特な世界観に圧倒されてしまいます。       つくる!まなぶ!たのしい!   この「おおやアート村BIG LABO」ではつくる!まなぶ!たのしい!をコンセプトにして、季節ごとに様々な展示やイベントが行われています。 それぞれの分野で活躍しているプロのアーティストから学ぶことができるワークショップなども定期的に開催しており、家ではできないアート体験が手軽に楽しめる魅力いっぱいのスポットです。 9月になって少しずつ秋の気配が近付いてきましたが、芸術の秋にはいつか機会を見つけてアート好きな生徒たちと「一緒に活動」してみたいと思っています。   おおやアート村 BIG LABO公式HP http://biglabo.com/...

  前回のニュースでもお伝えしましたように、自由ヶ丘高校では先週の土曜日(8月25日)と日曜日(8月26日)の2日間連続で、夏の終わりを締めくくるオープンキャンパスを盛大に開催しました。 この2日間だけで東は千葉県、西は広島県からと、地元兵庫県以外にも全国各地より130名以上の大勢の方々が参加して下さり、自由ヶ丘は大いに熱く盛り上がりました。     思い出の1ページ   自由ヶ丘の行事は生徒と一緒につくることが原則ですが、オープンキャンパスも同様で、11ステージの活動体験や寮見学等、あらゆる場面を本校の生徒たちがホスト役となり、案内を行いました。 最初はお互いに少し緊張気味でぎこちないところもありますが、時間の経過とともに緊張もほぐれてきたら、笑顔で談笑するシーンがあちこちに見られ、微笑ましい様子で会話を楽しんでいましたよ。 今回は、オープンキャンパスの様々な場面を、思い出の1ページとして、写真ギャラリーとして紹介させていただきます。                           9月からは秋バージョン   本校は全寮制スタイルということもあり、受験を考える中学生の方は、必ず事前にオープンキャンパスに参加していただくことにしています。 ですので、オープンキャンパスは9月以降も毎月開催する予定で、本ホームページの申込みバナーも9月以降の日程に更新しています。 8月までの夏バージョンはひとまず終了として、9月からは少し趣向を変えて秋バージョンへのモデルチェンジを考えています。 これから進路検討を始める方も、夏は都合が合わなかった方も、まだまだ遅くはありません。 自由ヶ丘ファミリ―全員で、皆様のご来校をお待ちしています!!...

  自由ヶ丘の11ステージには色々な活動がありますが、中でもカルチャーステージの「鉄道研究サークル」は特に専門色が強く、ディープな異彩を放っています。 広くて深い鉄道の世界 一口に鉄道好きと言っても、乗ることが好きな乗り鉄、写真を撮るのが好きな撮り鉄、時刻表を見て仮想経路を考える時刻表鉄、車両研究好きな車両鉄、音声好きな音鉄等、挙げるとまだまだきりがないくらいあります。 「鉄道研究サークル」にはそれぞれ専門分野は違えど、とにかく鉄道大好きな顧問を中心に4名の生徒が在籍しています。   姫路は鉄道ファンの聖地   自由ヶ丘のある姫路市は実は鉄道ファンなら誰もが知っている聖地なのです。 JR網干駅西側にある網干総合車両所ではレアな車両が見られることで有名ですし、新幹線姫路駅は山陽新幹線の駅で時速300kmでホームを通過する最初の駅ですし、播但線には旧国鉄時代の103系車両が今でも走っていることで有名です。     リンク:「網干総合車両所」ウィキペディア                 兵庫県の車両基地   顧問は自称鉄道マニア   そんな「鉄道研究サークル」の顧問である森谷先生は自他ともに認める鉄道マニアです。 その森谷先生に鉄道の魅力について、聞いてみました。 Q.鉄道の魅力は何ですか? A.私はとにかく鉄道の車窓から見る風景が大好きなんです。いわゆる乗り鉄ですね。特に地方を各駅停車で旅することが最大の至福の時間です。 Q.これまでで一番心に残る旅を教えてください。 A.26歳の時に、一週間かけて北海道を一周した一人旅は忘れられません。またいつか、経験したい素晴らしい思い出です。 Q.鉄道研究サークルについて一言 A.鉄道を好きになるきっかけはそれぞれ違いますが、鉄道は見る側面によって、果てしない魅力があります。私も顧問という立場を越えてメンバーと一緒に鉄道の魅力を探求しています。興味があればいつでも声を掛けて下さい。       鉄道まつりに行ってきました   先週のことになりますが、期末考査も終了した7月17日(火)の放課後、姫路市内のザ・モール姫路にて開催されていた「ザ・モール鉄道まつり」に顧問と有志部員で行ってきました。 そこでは、昔の時刻表や30年以上前の鉄道雑誌、行先表示板や記念切符等、とにかく鉄道ファンにはたまらない激レアグッズの展示や販売を行っています。 欲しいモノはたくさんありますが、今回は特急プレートや山陽新幹線全線開業40周年記念の記念入場券セットを購入し、早速先日のオープンキャンパスで披露しています。      いくつになっても好きなものは好き   ここまで記事を書いてきましたが、鉄道の魅力の一端も伝えきれていないのが残念です。 とにかく鉄道の世界は奥が深く、ゴールというものがありません。 学生の鉄道ファンにとっては、鉄道の駅を覚えることで漢字を覚えたり、時刻表を読むことで数字に強くなったりと、知的好奇心に火が付くよいきっかけにもなります。 鉄道の世界に年齢制限はもちろんありませんし、特別なお金がかかる訳でもありません。 「鉄道研究サークル」のメンバーたちも、これからの長い人生をかけて果てのない鉄道研究の旅を楽しむのでしょうね。...

最近は空前の将棋ブームだと言われています。 そのブームの火付け役となった、現在高校1年生の最年少プロ棋士である藤井聡太七段の大活躍は将棋ファンでなくとも、誰もが知っていることでしょう。 また、2月には羽生善治竜王が棋士として初の国民栄誉賞を受賞したこともよく知られています。 そんなこんなで将棋の魅力が改めてクローズアップされていることもあり、本校にも将棋愛好家は大勢います。 その将棋愛好家たちは、休日の自由時間を利用して将棋サークルを開催し、対局を楽しんでいます。   棋士たちの甲子園 高校竜王戦   8月には様々な部活動が各地で全国大会を行いますが、将棋の場合は「全国高等学校将棋竜王戦」として、福岡市内で開催されます。 いわゆる棋士たちの甲子園といったところでしょう。 そして、先日のその兵庫県地区予選となる「第31回兵庫県高等学校将棋竜王戦」が神戸市内で開催され、自由ヶ丘将棋サークルより有志メンバー5名が出場しました。   全員が勝利をつかむ   本校から出場した5名の内訳は2年生が2名、1年生が3名です。 いずれも将棋経験はそれほど長くはありませんが、何といっても将棋が大好きで今回は他校の生徒との対局を楽しみにして、軽い気持ちで参加したのが本音です。 予選では参加者はそれぞれ異なる相手との四局を行い、その結果によって決勝トーナメントに出場する選手が決まります。 本校からの5名は、3勝が1名、2勝が2名、1勝が2名という結果で、全員が勝利をつかむことができたのです。   やっぱり勝ちたい   最初は軽い気持ちで対局を楽しむことを目的に出場したメンバーたちですが、他校の選手との緊張感のある対局を経験し、勝つことのうれしさと負けたことの悔しさの両方を経験しました。 今回4局のうち3局に勝利し、あと一歩で決勝トーナメント出場を逃したサークル代表の後藤君は、悔しさをあらわにして、来年の出場とリベンジを胸に誓っていました。   最後はプロ棋士からの指導対局   午後からの決勝トーナメント出場を逃した出場者たちは、プロの棋士からの指導対局を受け、自分の戦術についての助言や指導をいただいて、学ぶ点も多かったようです。 何よりも、プロからほめてもらうということが大きな刺激になったようですね。 軽い気持ちで参加した今大会ですが、棋士としてのプライドや向上心に火が付く良いきっかけになったみたいです。 今の気持ちを忘れずに、来年は更なる飛躍と結果を期待しています。     【全国高等学校将棋竜王戦】 webサイト https://www.shogi.or.jp/tournament/highschool_ryuo/...

自由ヶ丘では以前からiPhoneを制携帯に採用したり、授業や寮での学習指導に、iPhone や iPad を活用する等、ICT教育を推進してきました。 その流れはここ数年特に大きくなり、従来のプログラミングサークルをコンピューター・サイエンス部として拡大し、レゴマインドストームやオリジナルアプリの開発等を行うまでに成長してきたのです   ICTとは   ICTという言葉は最近よく目にするようになりましたが、どういう意味かご存知でしょうか? Information and Communication Technologyの頭文字をとってICTと称されていますが、日本語では情報通信技術という意味です。 とにかく、パソコンやスマホ、タブレット端末等を使った情報通信全般をICTと呼んでいます。     どこよりも早くプログラミング授業を開始   最近の中高生の皆さんは、小さいころからスマホに慣れ親しんでいるものの、パソコンをさわる機会があまりなく、キーボードを使いこなせないという声もよく聞かれ、大学や職場でのパソコン活用に支障があると言われています。 しかし、文部科学省の次の学習指導要領の改訂の際に高等学校の教科・科目が大幅に見直されることとなり、ICT人材の育成を目的として、小学校段階からのプログラミングの導入に続き、2022年度からは高等学校の必修授業「情報」としてプログラミングが採用されることが決まっています。 それに先立って、本校では従来の「情報」授業の中で、FacebookやGoogleでも採用されている言語Pythonのプログラミング指導を開始しています。 「情報」の授業では2年間のスパンでの継続指導に着手し、パソコン初心者から上級者まで幅広く対応できるよう、最初はビジュアルプログラミングのScratch等の比較的簡単なところから始めます。 そして、プログラミングに抵抗感をなくし、知的好奇心に火をつけながら、徐々に本格的なPythonプログラミング学習に移行していきます。   最新の情報教室   情報授業やコンピューター・サイエンス部の活動の拠点となる情報教室は、昨年大幅に改装し、パソコン等の機器もリニューアルしています。 中には、グラフィックボード搭載の高性能パソコンや3Dプリンター、3DCAD、普通校ではあまり目にしない3Dスキャナやドローン、最新のMAC PC、apple pencil対応の最新のiPadもあり、上級者にも満足の設備が揃っています。        コンピューター・サイエンス部を紹介します   コンピューターサイエンス部にはプログラミングの知識が高く、何よりも若い吉竹先生が顧問となり、パソコン上級者である部員たちと一緒に様々な活動に取り組んでいます。 最近凝っているのは、Autodesk社製の高機能3DCADソフトのFusion360を使って、3Dデータを作り、それを3Dプリンターで製作することです。 それを自己満足で終わるのではなく、オープンキャンパスに来校してくれた中学生の皆さんに記念品としてプレゼントできるくらいの仕上がりになるように、試行錯誤しているところです。 その中心として活動している部長の村上君にインタビューしてみました。 Q.パソコンに興味を持ったのはいつからですか? A.中2の頃に、パソコンを組み立てたいと思い、本やネットで勉強してハードに強くなったことがきっかけで、ソフトの世界にもどっぷり入っていきました。 Q.現在、熱中していることは何ですか? A.Fusion360を使った3Dデータ作成やオーバークロックをして汎用PCの処理能力を高めることです。車でいうチューンナップのようなものです。   校長先生はICTのエキスパート   実は本校の校長である船倉先生は、ICT、IoT、CAD設計に詳しく、著書が大学の専門講義のテキストに採用されているほどです。 ちなみに著書はAmazonでも販売されています。 その船倉校長は校務の合間を見付けて、週に数回は必ずコンピューター・サイエンス部に現れて、部員たちのスキルにあった専門指導をしてくれています。 自主性を重んじるスタイルで、まずは自分たちでやってみて、その後に正しいやり方に導いてくれるという感じなので、生徒たちも安心して新たな挑戦ができると頼りにしています。 校長先生自身はそれ以外にも、ICT教育を幅広く自由ヶ丘に更に浸透させようと、日々色々な情報を収集してくれており、今後はもっと多彩なICTの活用が広がっていくことでしょう。   関連リンク ①プログラミング教育必修化について ②船倉一郎 著書について   ...

  自由ヶ丘に初めて来校された方はまず最初に広大な敷地に驚かれます。 それもそのはずで皆様ご存知の甲子園球場が9個も入るだけの面積があり、当然のことながら兵庫県下にたくさんある高校で一番の広さを誇ります。 敷地内には校舎や体育館や寮があるのは当然ですが、体育系の部活動の競技別専用設備があちらこちらにあり、各部とも思う存分、遠慮することなく活動ができるのです。 中でも、ゴルフ部の練習場が校内にあるのは最も驚かれます。 ということで、今回は紳士のスポーツとして名高いゴルフ部の活動について紹介したいと思います。   150ヤードの練習場   その自慢の専用練習場ですが、幅は約40mあり、奥行きは150ヤード以上もあります。 なので、部員たちは放課後になると、順番を待つことなく、全員が揃って練習に励むことができます。   最初はみんな初心者   ゴルフというと大人のスポーツというイメージがあるかもしれません。 部員たちのほとんどは初心者からの入部が多く、過去にお父さんと一緒に練習場に行ったことがあるという生徒が数名いる程度です。 それでも、他の競技とはまた違ったゴルフの魅力にひかれて、高校から始めてみたいという生徒が毎年大勢いるのです。   顧問の永田先生に聞くと、初心者にはまずクラブの持ち方やスイングの仕方等、基本的なことを教えた後は、とにかく多くの玉を打たせるというスタンスだそうです。 まずは、思う存分スイングをして、ナイスショットをした時のあの感覚や快感を経験させることがその先の上達への近道になるとのことです。 そして、ナイスショットをしたときにはとにかく誉めることを心掛けているようです。 あの「ナイスショット!!」という言葉は確かにテンション上がりますよね。 県大会の常連   そんな初心者から始まるゴルフ道ですが、自由ヶ丘ゴルフ部は、実は兵庫県大会の常連なのです。 4月に行われた兵庫県大会にも2年生の岡本君が出場を果たしており、高校生なのに100を切るスコアでラウンドしています。   一生楽しめるスポーツ   高校生でゴルフに出会った部員たちは、これからの長い人生に於いても、ずっとゴルフを楽しむことでしょう。 ゴルフは他のスポーツと違って、高齢になっても十分に楽しめる貴重なスポーツなので、これから50年以上も現役でやれるなんて考えるとすごいですよね。 そして、時にはゴルフを始めるきっかけになった自由ヶ丘ゴルフ部のことを思い出してくれたら、本当にうれしいですね。  ...