全寮制学校こそが最も自由に感性を伸ばせる環境だとは、あまり知られていません。2015年、第87回アカデミー賞で主演男優賞に選ばれたのはエディ・レッドメイン。世界一の名門であり、最も厳しいと言われる全寮制イートン校出身者です。
 さらに、同じ主演男優賞にノミネートされていたのが、ベネディクト・カンバーバッチ。彼はイートン校ではなく、もう一つの名門ハロー校出身です。ハロー校は英国首相のウィンストン・チャーチルの出身校として有名です。さらに、このエディ・レッドメインさんの同窓生がウィリアム王子というのも注目を浴びた理由の一つです。若く、才能のある人物たちが全寮制出身というのが世界の流れでもあります。
 また、Facebookフェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグも名優マイケル・ダグラスも全寮制出身ですし、ケネディ大統領も全寮制出身者です。
 全寮制と聞くと、自由がなく、閉鎖された環境だと勘違いしている方が多いのですが、事実とは異なります。寮生活で同年代の仲間と切磋琢磨する事で、個性がぶつかり合い、互いを認め、自分と他の人の感性の違いがわかり、自分らしさが開花する。それができるのが寮生活であり、全寮制教育の真髄なのです。






 本校では生徒それぞれの個性発掘のために、多彩な芸術活動に取り組んでいます。演劇活動は世界のボーディングスクール(全寮制)教育の基本です。思春期にいる子どもたちの個性発露、表現の場として重要な活動です。この時期に、受験勉強だけしかしていない子どもと、感性を育んだ子どもでは将来に大きな違いが出ます。世界標準のグローバル教育を自由ヶ丘高校では行っています。

 一つの演劇を作り上げるには、舞台で表現する者だけでなく、テーマ、シナリオ、演出、監督、舞台装置、照明、音響等様々な役割が必要となります。それらを自分たちで議論を重ね、練習を繰り返してクラスの仲間と創っていく。舞台で演じる者、裏方で支える者、それぞれの熱い想いが一致して素晴らしい舞台が出来上がります。
 この過程を通じて、人間関係が苦手だった生徒でも役を借りながら自己表現することで、自信がつき、日常生活も明るくなる。さらに、そこから才能が開花したり、演出や裏方(スタッフ)が作りだす芸術の魅力に感化され生徒の個性は大きく化学変化を起こしていきます。










 『生徒がつくる学校行事』を合言葉に、すべての文化行事は生徒自身が中心となって、企画・立案・計画・実行しています。演劇、合唱、演奏、プレゼンテーション、ディベート等の舞台上のパフォーマンスだけでなく、舞台を支える裏方についても、生徒自身で行っています。学校行事は毎学期あり、2学期の行事は1学期から準備に入らなければいけません。2〜3カ月間、仲間たちとゼロから創り上げるため、一つの行事をつくり上げた達成感は大きな自信とかけがえのない思い出として残ります。

 未知の体験こそが、自らを育て、新しい自分を発見できるのです。大学進学のための学習だけではない、本当の人間力を育てる教育活動が自由ヶ丘高校にはあります。