【サイエンス】姫路市立伊勢自然の里でモリアオガエルの生態観察を行いました ~自然科学サークル~ 

晴天に恵まれた6月3日(日)、自然科学サークルの有志メンバー8名が姫路市立伊勢自然の里・環境学習センターで活動を行いました。

この施設は、本校から近い姫路市林田町にあり、播磨地域の生物や環境学習のために整備された自然豊かなロケーションが素晴らしい公園です。

 

 

今回の活動はモリアオガエルの生態観察

 

自然科学サークルというと以前のニュース記事でも紹介したように、2週間前には海辺の植生調査に出かけたばかりですが、今回はこの時期しか見られないモリアオガエルの卵塊(らんかい)を見るために、またまた校外活動にくり出しました。

モリアオガエルは田んぼなどでよく見かけるアマガエルと似ていますが、体長は5~8cmくらいと少し大きく、基本的には山上の木の上に生息しているので、通常ではあまり見られません。

 

これがモリアオガエルの卵塊(らんかい)です

 

カエルというと水中で産卵するのが普通ですが、モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝や草の上などに粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊(らんかい)を産みつけます。

直径10~15cmほどの泡の卵塊(らんかい)の中に黄白色の卵が300~800個も入っています。

これがその卵塊(らんかい)です。

 

まさにこの時期にこういう場所でしか見られない貴重な生態ですね。

 

四季折々の自然と生物が楽しめる

実は今回は姫路市が生物好きの理系少年に向けて企画したこのイベントを知った顧問がメンバーに声を掛けたのが、参加のきっかけです。

ここでは、四季折々の自然と生物が身近に楽しめるということで、地元姫路でも理系少年たちに人気のスポットです。

施設内には姫路市の市蝶であるジャコウアゲハやカブトムシを間近で観察できる森が設置されていたりと、いつ来ても楽しめそうな雰囲気がぷんぷんしています。

 

自然を科学する

 

自然科学サークルのコンセプトは「自然を科学する」です。

読んで字のごとく、サークル名称そのままですが、自由ヶ丘のある姫路市は海あり山ありの自然に恵まれた素晴らしい場所なので、他にも行って見たいと思う場所はたくさんあります。

 

自然について学ぶためには、やっぱり現地に行って、直接ふれてみることが大切ですよね。

サークルメンバーはもちろんですが、引率の顧問も筋金入りの理系男子なので、時には誰よりもテンションが上がってしまうこともよくあることです。

今回も休日を利用した校外活動なので、単に楽しかったということだけでなく、活動の結果をレポートに残し、いつかの機会に披露したいと思っています。

自然の世界が無限に広がるように、メンバーたちの探究心も無限に広がっていきますね。