「全国レベル」の野球 筑波大学硬式野球部の練習に参加させていただきました 2019.03.08
2月24日(日)、野球部主将の2年浅野君が筑波大学硬式野球部の練習に参加しました。大学生の野球に触れ、とても貴重な経験となりました。
筑波大学硬式野球部について
筑波大学硬式野球部は、唯一国立大学で全国制覇を成し遂げたチームです。2018年の明治神宮野球大会(全国大会)に出場するなど、大学野球界では名の知られた強豪チームです。
今回は、本校野球部顧問の谷口先生の友人が筑波大学で主将を務めておられたご縁から、大学進学を考えている野球部2年 浅野君を一度練習に参加させて頂きたいと依頼し、練習参加が実現しました。
当日は入試前日で筑波大学野球部グランドが使用できないため、石下球場というところで練習が行われました。
オープン戦観戦
球場に到着後、練習参加の前に筑波大学対共栄大学のオープン戦を見学させていただきました。
高校生にとってはあまり馴染みのない「大学野球」ですが、「高校野球」との一番の違いは木製バットを使用することです。
木製バットは、「高校野球」で使用する金属バットに比べると、とにかくボールが飛びません。
ピッチャーのレベルも一段と上がるため、「大学野球」の打者はより強いスイング力とミート力が求められます。
「高校野球」より「ワンランク上の野球」に触れ、様々な発見や刺激があったことでしょう。
全国レベルの凄さとは
オープン戦終了後はいよいよ、大学生に交じっての練習参加です。
筑波大学には甲子園で活躍した選手も多く在籍しています。
大学野球界でもトップレベルの選手の動きや送球は細かい部分まで洗練されており、全国レベルの技術・集中力を肌で感じることができました。
顧問の谷口先生も、「技術はもちろんのことですが、1球1球に対する集中力と、自分の実力を100%出し切ることができるメンタルコントロールの部分が全国レベルの選手は凄いと感じました。」と話されていました。
「現場」でしか感じられないこと
浅野君は今回の練習参加を通じて「様々な力が足りないことが分かりました。特に下半身の瞬発力をもっと意識してトレーニングをしていきたいです。」と話していました。
このような課題に対する意識は、「現場」に行ったからこそ感じられることではないでしょうか。
2000年以降のインターネットの発達により、最近はわざわざ足を運ばずとも、多くの情報が手に入る時代になりました。
しかし、そんな時代だからこそ、「百聞は一見に如かず」という意識が問われるのではないでしょうか。
いくら情報を手に入れられるようになっても、「現場」でしか感じられないものがあることには変わりありません。
これから益々発展する情報社会を生きていく生徒たちですが、情報に惑わされず、自分で「現場」へ足を運ぶことでしか得られないことがたくさんあることを知っておいてほしいです。
我々も、今回のような貴重な「現場」へ生徒が飛び出していく機会を与え続けられるよう努力していきます。
最後に、今回貴重な機会を下さった筑波大学硬式野球部の皆様に、心より感謝申し上げます。