放送部は現在、ラジオドキュメント作品を作成しています。本日はその活動の一部を紹介します。     同行取材   今回は、姫路城でボランティアガイドをされている元教員の方に密着して、姫路城に対する思いやボランティアを行う意義に加え、半生や現在の思いを語っていただきました。          アポイントの重要さ   取材をさせて頂く方のリアルな声を収録すべく、実際に姫路城ガイドに同行させていただきました。当日、案内を受ける小学校の先生方や、生徒の皆さんに許可を頂きます。著作権・許諾の重要性を学ぶとともに、「邪魔をしない・不快感をもたらさない・チャンスを逃さない」取材を心掛けます。             知識と技術と向上心   動きがあり場所が変わる取材対象。「チャンスを逃さない取材」として、録音機材3台を同時に稼働させ、三方向から音声を収録しました。その素材から「より良質な音」を探し出し素材とし作品にまとめます。素晴らしい言葉、ドラマチックな言葉をいただきました。あらかじめ考えていた作品の構成を変更し、より良い作品になるよう構成を練り直し編集を開始します。     ...

9月18日(水)・19日(木)、学校の休日(月に一度、4日~5日の帰省期間)を利用し、美術・陶芸部が合宿を行い、陶芸作品を焼きました。その様子をご紹介します。     薪で焼く   美術・陶芸部が本格的な薪窯による陶芸制作を行いました。電気窯を有する美術・陶芸部ですが、毎年この時期、地域の愛好家の薪釜をお借りし、本格的な窯焼きを行っています。窯焼きは一昼夜薪をくべ続け、窯の温度を一定に保ちます。薪をくべ終えた後は消火を待ち、窯全体の温度が下がるのを待ちます。              窯開け   窯焼き合宿の後、部員たちはそれぞれの自宅で休日を過ごしました。この期間で窯の熱を冷まします。9月24日(火)、学校へ戻るとともに、窯開けです。作品を愛おしそうに手にする美術・陶芸部員たち。焼しめ、釉薬色合いともよい感じで仕上がりました。伝統的な手法による味わい深い作品は、生徒たちの感性を刺激するとともに、大きな感動と達成感となります。          窯のオーナー様やご近所の方々も、作品を見に来てくださいました。         第5回 自由ヶ丘フェスティバル   今回完成した美術・陶芸部の陶芸作品は、来る10月19日(土)、姫路市北部市民センターで開催する、本校最大の学校行事「自由ヶ丘フェスティバル」で展示されます。      ...

本日は9月1日~9月7日、5泊7日で行った海外語学研修旅行の様子をご紹介します。     ときめきと感動の1週間   ほとんどの生徒が初めての海外渡航となる、本校2学年の語学研修旅行。10代の多感な時期に海外の風に触れる機会であり、英語力を試す機会です。見るものすべてに刺激を受けた1週間を無事に終え、2学年団は帰国しました。        Cairns  college  of  English社+Trinity Anglican School+ホームステイ   現地語学学校(Cairns college of English社)での学習に加え、現地学校との交流やホームステイ。おとなしいタイプの生徒も、英語を話さなければならない状況に置かれては、話さない訳にはいけません。初めは硬い表情で必死でコミュニケーションをとろうとしていた彼らも、いつしか笑顔に。正確な発音、フレーズやセンテンスではない英語もあったでしょう。しかし、不思議です。通じます。これが喜びになり、日本に帰ってからの英語学習の更なる意欲につながります。               学びだけではなく、観光・アクティビティーも   全国から仲間が集まる全寮制高等学校。そんな仲間たちとの最高の思い出となるプログラムもあります。勉強ばかりではありません。              気持ちも新たに   異国の文化にふれ世界の広さを肌で感じた生徒たち。例年本校2学年は、この海外研修旅行を機に、今まで志望していた進路について改めて考えを進め、より具体的な進路計画を立てます。残された高校生活をより有意義な時間にするきっかけとして、この研修旅行は大きな意味を持っています。           特設ブログ   海外語学研修旅行中、15,000を超えるアクセスをいただきました。誠にありがとうございました。   ...

本日は、8月25日(日)に行った、本校生徒のボランティア活動をご紹介します。     運営ボランティア   本校の近隣にある「特別養護老人ホーム サン・ビレッジ 夢前」では、毎年夏のイベントとして『サンサン祭り』が開催されます。本校は例年、このイベントの運営のお手伝いをさせて頂いております。活動の中で多くの皆様と交流することが生徒たちの喜びであり、初めて出会う人とコミュニケーションをとる力を磨く機会となります。          学校行事が育む実行力   本校には年に6回の大規模な学校行事があり、その企画・運営は生徒たちの手で行われます。生徒たちが行事成功を目指し、共に考え協力するなかで、「必要を感じ取り、即行動する力」が磨かれていきます。これはリーダーとして社会で活躍するために必要なスキルです。             海外語学研修旅行【オーストラリア】 特設ブログ   令和元年度 自由ヶ丘高等学校海外語学研修旅行【オーストラリア】   ...

8月10日(土)、夏季休暇を利用して歴史研究サークルが、「国宝 姫路城」を訪ねました。     歴史研究サークル   「歴史研究サークル」は、歴史に興味を持つ生徒たちが集い、授業以上の知識を実際に目で見て肌で触れて育むサークルです。社会科教員である顧問が、寮内座学による研究のサポートを行ったうえで、史跡探訪の引率をします。研究成果は学校行事での発表をはじめ、地元紙に掲載されたりしています。          恵まれた環境   本校がある姫路市は「国宝 姫路城」を有する街です。この好条件を逃す手はなく、本校歴史サークルは毎年「姫路城探訪」を企画しています。サークル員たちは、歴史的価値を有する実物を目の当たりにし、戦国時代に思いを馳せます。この体験から学ぶ一つの知識は連鎖を生み、ゆくゆくは日本史への深い造詣に繋がります。             興味・関心から得意分野・専門知識へ   本校では生徒の興味・関心を刺激する機会として「寮内サークル活動」を推奨しています。本校のサークル活動から得た刺激・モチベーションが、将来進路の獲得につながることを期待し、サポートを行っています。          オーストラリア語学研修旅行 特設ブログ開設 9月1日より1週間、本校2学年がオーストラリア ケアンズにて語学研修旅行を行います。Cairns college of English 社での語学研修やホームステイ体験、学校交流を予定しております。研修中、生徒たちの学びと感動の姿を、引率教員が下記ブログから現地速報としてお伝えする予定です。ぜひご覧ください。 令和元年度 自由ヶ丘高等学校海外語学研修旅行【オーストラリア】   ...

本日開催した学校行事『ドラマティックステージ』の様子をお伝えします。       個性の発見。才能の開花。   『ドラマティックステージ』は、今年入学した1年生が、クラス対抗で演劇の出来を競うイベントです。高校での学び、寮生活が始まり、友人ができ、生活が安定してきた6月。ある意味、交友関係が固定化してきます。ここで今一度、クラスメイトの新しい一面の発見や、活動を通じて新たに出会う先輩との交流の機会として、この活動が企画されています。そして何よりこの舞台経験をきっかけに新たな才能の開花を見せる生徒が多数出てくるのがこのイベントの真骨頂。今年も素晴らしい個性と才能が発見されました。            先輩たちが後方支援   後輩が主役のこのイベント。多くの皆様にご来場いただけるよう、先輩たちは模擬店やサークル活動紹介、合唱や楽器演奏、作品制作・展示などで後方より盛り上げます。保護者会の皆様によるバザーも開催されました。            今年の『ドラマティックステージ』も多くの保護者様にご来校いただき、ご子息の活躍と成長を確認いただく機会となりました。                 ...

    姫路が誇るランドマーク「姫路城」の世界遺産登録25周年を記念して、11月10日(土)、11日(日)の2日間にかけて、姫路城三の丸広場にて「人間将棋 姫路の陣」が開催されました。   人間将棋とは?   人間将棋とは古くは豊臣秀吉が伏見城で部下たちを将棋駒に見立てて、将棋の野試合を楽しんだという故事にならい、野外に設置した将棋盤でプロ棋士たちが甲冑や陣羽織などの戦国衣装をまとった人間の駒を指揮して対局するというユニークな催しです。 人間将棋は、将棋駒の生産量日本一の山形県天童市の伝統行事として有名ですが、今回は姫路の陣として、姫路城将棋フェス2018のメインイベントとして、開催されたのです。          「黒田官兵衛」をしのんで   将棋は相手から取った駒を自らの駒として使うことができ、姫路ゆかりの戦国武将「黒田官兵衛」の「人は殺さずに活かすべき」という哲学に通じるものがあります。 主催の姫路市によるとこの人間将棋のイベントを通じて、「黒田官兵衛」の足跡を長く記憶にとどめておきたいという目的もあるそうです。       姫路城は将棋一色に   本校からは11月10日(日)の朝から将棋サークルの有志メンバー6名が参加しました。 当日はメインイベントの人間将棋の前にトークショーとプロ棋士とのゲスト対局として将棋たのしい芸人でおなじみの「かまいたち」が来場しており、会場を大いに盛り上げてくれました。          人間将棋は大迫力   メインイベントの人間将棋は地元の中学生が駒として、それぞれが戦国時代に扮した衣装を着て参加していました。 残念ながら、写真ではうまく表現できないのですが、会場では上空から撮影された映像も映し出されており、すごい迫力でしたよ。        自由対局もありました   会場内には来場者が自由に対局できるコーナーも準備されており、本校からの参加メンバーも他校の高校生と対局する良い機会となりました。 残念ながら時間制限の関係上、勝敗が決する前に終了となってしまいましたが、その生徒とはまた別の大会での再会と再戦を約束し、次に向けての目標もできました。       姫路には将棋ファンがいっぱい   今回このイベントに参加した将棋サークルの有志メンバーたちは、とても有意義な一日を過ごすことができたと大満足でした。 人間将棋の迫力や将棋たのしい芸人「かまいたち」のトークショーも楽しかったですが、何よりも地元姫路で将棋ファンがたくさん集まるイベントはなかなかないので、世代を超えて共通の趣味を持った人たちとの交流は大いに刺激があったようですね。 将棋は特別な場所やお金を必要とせずに、いくつになっても楽しめる知の娯楽ですが、高校時代に経験した今日のことは、大切な思い出として心に刻まれたことでしょうね。    ...

  自由ヶ丘には美術陶芸部があり、校内には陶芸専用の設備が充実していることは6月のニュースで紹介しましたが、年に一度の自由ヶ丘フェスティバルに向けて、着々と作品づくりを進めてきました。 自由ヶ丘フェスティバルを4週間後に控えた9月下旬に、部員たちが思いを込めて作ってきた陶芸作品を本格的な焼窯にて窯焼きを行いました。       30時間の窯焼き   校内にある電気窯や灯油窯では約12時間くらいかけて焼成するのですが、今回は地元の陶芸愛好家の方が所有されている本格的な焼窯を使わせていただきました。 焼窯での窯焼きは、窯の中の温度が1220℃になるまで薪をくべ続けることが必要なので、要する時間は30時間もかかるのです。 普段は授業の関係もあり、30時間の窯焼きをする時間はとれませんが、この日は月に一度の帰省日で学校は休みなので、部員たちは年に一度の恒例行事としての窯焼きを行うことを楽しみにしていたのです。       忘れられない体験   大切な作品をつくるためとは言え、そこには大変な作業が伴います。 30時間もの長い時間、窯の火を燃やし続けるためには、燃料となる薪の量も相当必要になります。 なので、部員たちは交代で薪をくべながら火の番をしたり、薪を割ったりと、とにかく大変な作業です。 そして、窯の中の温度が1220℃に達した30時間後、やっと薪をくべる作業が終わりました。 その後は自然消火を待ち、作品たちはそのまま10日間、窯の中に入れておきます。 10日後、やっと作品たちの窯出しを行い、完成品としての作品を手に取ることができるのです。          良い作品に仕上がりました   これだけの時間と労力をかけて作り上げた作品なので、部員たち一人一人の熱い期待に応えるように、それぞれが素晴らしい仕上がりで完成しました。 作品は大型の花瓶や壺から小型のお皿や湯呑など、バラエティに富んでいますが、どれも窯焼き特有の還元焼成の効果で電気窯では出せない独特の渋みのある風合いをまとっています。 毎年、ご厚意で窯焼きをさせていただいている所有者の方も、今年も良い作品ができて良かったと一緒になって喜んで下さいました。 年に一度の部員たちの窯焼きを楽しみにしてくれているという言葉に部員たちも感謝の気持ちでいっぱいです。          自由ヶ丘フェスで展示します   今回、苦労の末に完成した作品たちは、10月20日の自由ヶ丘フェスティバルで展示させていただきます。 作品だけを見てもわかりませんが、部員たちの努力と地域の方の協力のお蔭で完成した自慢の作品たちなので、当日お時間のある方は是非とも自由ヶ丘フェスティバルにご来場ください。 保護者の方のみならず、このニュースを見ていただいている方であれば、どなたでも大歓迎でお待ちしています。     ...

   10月になり本格的に秋が深まってきました。 秋というと、芸術の秋や体育の秋、また食欲の秋など、とにかく日本の秋は色々なことが楽しめるすばらしい季節ですよね。 そんな秋には読書を楽しみたいという人もたくさんいると思いますが、自由ヶ丘では、読書好きの有志メンバーが集まって、定期的にビブリオバトルを行っています。       ビブリオバトルを知ってますか?   ビブリオバトルとは簡単に言うと、本の紹介合戦です。 参加者たちは、それぞれが自分のお気に入りの本を読んだ感想を紹介し合い、それらを聞いたすべての参加者が自分が一番読みたいと思った本に投票するのです。 ビブリオバトルの歴史はまだ浅く、10年くらい前に京都大学の研究室で行われたのがきっかけで、読書普及運動とともに全国的に広がっていったのが始まりのようです。         自由ヶ丘は読書天国   本校には校内の図書室だけでなく、それぞれの寮の中にもミニライブラリーがあります。 各クラスの図書委員はもちろんのこと、寮の中にも図書委員がおり、定期的に生徒たちの希望を参考にして、人気図書を中心に購入しています。 また、学校全体で年間1万ページ読書運動を推進しているので、中学生時代には本を読む機会が少なかった生徒が、本校入学後に読書の魅力にはまっていくこともよくある話です。         人を通して本を知る、本を通して人を知る」   読書好きの生徒たちが、自分が面白いと思う本を仲間に勧めることはよくあると思いますが、それを単なる紹介で終わらせずに、プレゼン形式で行う書評合戦としてビブリオバトルを行うようになりました。 ビブリオバトルは定期的に開催しており、月に一度は土曜日の午後に校内の図書室で行っています。 今回は、有志メンバー5名の参加でしたが、参加者はその日によって様々で、本校生徒であれば、誰でも参加は大歓迎です。            自由ヶ丘フェスティバルでもプレゼンします   自分が面白いと思う本を紹介するのは、簡単と思うかもしれませんが、自分が感じる面白さを他人に伝えるというのは案外難しいものです。 伝えたいことを伝えるためのコツは、以前のプレゼン講習会で教わったばかりなので、10月20日(土)の自由ヶ丘フェスティバルでは、プレゼン形式でビブリオ活動を発表します。 有志メンバーは、他にも色々な活動を掛け持ちしているので、当日まで大忙しですが、年間最大行事での発表を楽しみにしています。   ...

  自由ヶ丘の11ステージには色々な活動がありますが、中でもカルチャーステージの「鉄道研究サークル」は特に専門色が強く、ディープな異彩を放っています。 広くて深い鉄道の世界 一口に鉄道好きと言っても、乗ることが好きな乗り鉄、写真を撮るのが好きな撮り鉄、時刻表を見て仮想経路を考える時刻表鉄、車両研究好きな車両鉄、音声好きな音鉄等、挙げるとまだまだきりがないくらいあります。 「鉄道研究サークル」にはそれぞれ専門分野は違えど、とにかく鉄道大好きな顧問を中心に4名の生徒が在籍しています。   姫路は鉄道ファンの聖地   自由ヶ丘のある姫路市は実は鉄道ファンなら誰もが知っている聖地なのです。 JR網干駅西側にある網干総合車両所ではレアな車両が見られることで有名ですし、新幹線姫路駅は山陽新幹線の駅で時速300kmでホームを通過する最初の駅ですし、播但線には旧国鉄時代の103系車両が今でも走っていることで有名です。     リンク:「網干総合車両所」ウィキペディア                 兵庫県の車両基地   顧問は自称鉄道マニア   そんな「鉄道研究サークル」の顧問である森谷先生は自他ともに認める鉄道マニアです。 その森谷先生に鉄道の魅力について、聞いてみました。 Q.鉄道の魅力は何ですか? A.私はとにかく鉄道の車窓から見る風景が大好きなんです。いわゆる乗り鉄ですね。特に地方を各駅停車で旅することが最大の至福の時間です。 Q.これまでで一番心に残る旅を教えてください。 A.26歳の時に、一週間かけて北海道を一周した一人旅は忘れられません。またいつか、経験したい素晴らしい思い出です。 Q.鉄道研究サークルについて一言 A.鉄道を好きになるきっかけはそれぞれ違いますが、鉄道は見る側面によって、果てしない魅力があります。私も顧問という立場を越えてメンバーと一緒に鉄道の魅力を探求しています。興味があればいつでも声を掛けて下さい。       鉄道まつりに行ってきました   先週のことになりますが、期末考査も終了した7月17日(火)の放課後、姫路市内のザ・モール姫路にて開催されていた「ザ・モール鉄道まつり」に顧問と有志部員で行ってきました。 そこでは、昔の時刻表や30年以上前の鉄道雑誌、行先表示板や記念切符等、とにかく鉄道ファンにはたまらない激レアグッズの展示や販売を行っています。 欲しいモノはたくさんありますが、今回は特急プレートや山陽新幹線全線開業40周年記念の記念入場券セットを購入し、早速先日のオープンキャンパスで披露しています。      いくつになっても好きなものは好き   ここまで記事を書いてきましたが、鉄道の魅力の一端も伝えきれていないのが残念です。 とにかく鉄道の世界は奥が深く、ゴールというものがありません。 学生の鉄道ファンにとっては、鉄道の駅を覚えることで漢字を覚えたり、時刻表を読むことで数字に強くなったりと、知的好奇心に火が付くよいきっかけにもなります。 鉄道の世界に年齢制限はもちろんありませんし、特別なお金がかかる訳でもありません。 「鉄道研究サークル」のメンバーたちも、これからの長い人生をかけて果てのない鉄道研究の旅を楽しむのでしょうね。...