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今回も前回から引き続いて、夏休み期間を利用しての有志生徒参加のタイ研修旅行の様子を紹介したいと思います。
前回は、タイという国を知るための第一段階として、有名な観光地を訪れたことを紹介しましたが、今回はこの研修旅行のメインディッシュとなる現地の高校を訪問しての学校交流やスラム地区の教育事業を推進しているドゥアン・プラティープ財団訪問の様子を紹介したいと思います。
現地の高校生との交流
海外旅行の一番の醍醐味はやっぱり現地の人との交流ですよね。
ということで、現地のSarawittaya Schoolを訪問し、タイの高校生たちと学校交流をさせていただきました。
タイの高校では、英語以外の第二外国語としてフランス語・日本語・中国語・韓国語の中から一つを選択授業として履修しているらしく、中でも日本語と中国語が人気があると教えてくれました。
今回は、日本語授業を選択している3年生の生徒たちがバディとして、案内をしてくれました。
早速驚いたのは、みんなとても日本語が上手だということです。
英会話のできる引率の本校教員も、言語の中でも難しいとされている日本語を3年間の学習でここまで話せるようになるのかと感心していました。
体験授業も受けました
ここでは、せっかく日本からの訪問ということで、タイならではの体験授業を受けさせてもらいました。
まずは、タイダンスです。
日本で言う盆踊りのような、タイの伝統的な民族舞踊ですね。
次にムエタイです。
この学校では、タイダンスかムエタイのどちらか一つを授業として選択しているようで、校内に立派な設備が整っています。
次にタイ料理実習です。
いずれも、タイの文化を知る上で、とても貴重な経験をさせていただきました。
タイの高校生に聞いてみました
案内してくれた日本語が上手なタイの高校生に日本の魅力について聞いてみました。
まず最初に日本人は、とても礼儀正しく、ルールを守るという印象が強いということでした。
そして、日本語を学ぶきっかけは、アニメや文字の美しさ、またAKBグループのBNK48がタイで大人気であることなども教えてくれました。
また、とても印象的だったのは、みんながしっかりと将来の夢や目標を決めていることです。
これは、国全体の取組みで中学校卒業の段階で将来の夢や目標を決めるよう、促しているらしいのです。
こうした何気ない話の中にも、日本では得られない刺激を感じることができますね。
スラム地区にも訪問
タイの抱える大きな問題として、激しい貧富の差があります。
首都である大都市バンコクの中でも、華やかな都市部を離れるとスラム地区が広がります。
そういう中でスラム地区の救済のために、教育事業やコミュニティの開発を推進している非営利財団であるドゥアン・プラティープ財団と財団が運営する幼稚園を訪問し、お話を聞かせていただきました。
ここでは、日本しか知らない私たちでは想像できない過酷な生活の様子を目の当たりにして、生徒たちの多くは衝撃を受けたようです。
最高のホスピタリティ
今回のタイ研修旅行を通して、参加した生徒たちはそれぞれが何かを感じ、世界を知ることで日本を知るという点において、とても良い機会になったと思います。
そして、誰もが感じたのはタイ人のすばらしいホスピタリティです。
日本人には世界に誇るおもてなしの精神がありますが、それとは少し違う素晴らしいホスピタリティがタイにはあふれていたようです。
今回のタイ研修旅行で、生徒たちは多くのことを知り、グローバルな視点で物事を考えることの大切さを知りました。
この貴重な体験はしっかりとレポートとして記録し、10月20日の自由ヶ丘フェスティバルの舞台でプレゼンしたいと考えています。
興味のある方、お時間のある方は、是非とも自由ヶ丘フェスティバルにご来場くださいね。
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